旬のアイナメを家庭で楽しもう
アイナメは脂肪が多めの白身が特徴で、特に脂が乗ったアイナメは上品な甘みと旨味があります。クセがなく、和食から洋食まで幅広い料理に使える万能食材といえるでしょう。
ただ、スーパーや鮮魚店でよく見かけるけど、どうやって調理すればいいかわからないという方も多いようで、何かと敬遠されがち。
そんなアイナメを家庭料理に取り入れれば、最強の食材を手に入れたも同然。ここでは、簡単にできるアイナメ料理のレシピを5つ紹介します。この機会にチャレンジしてみてはいかかですか?
アイナメってどんな魚?その味と旬の時期を解説
アイナメは沿岸の岩礁域に生息するいわるゆ「根つきの魚」で、大きいものは40~50cmにもなるので、釣りでも人気の魚です。身質は淡白な白身が特徴で、クセがなく、脂には甘みと旨みがあり、火を通すとふんわりした食感になります。
アイナメの旬は、産卵前の春から初夏にかけてと、冬にかけて脂が乗る晩秋から冬にかけての二つの時期が美味しいと言われています。
調理前に知っておきたい|アイナメの下処理と保存方法
旬のアイナメを美味しく調理するには、下処理が重要です。
まずウロコを包丁の背で丁寧に落とし、エラと内臓を取り除いてから流水で血合いを洗います。この作業で手を抜いてしまうと臭みが出てしまうので要注意。
買ったお魚をさばいてくれるお店なら、まかせてしまった方が良いでしょう。
皮は比較的厚いため、焼き物やムニエルでは皮目から焼きましょう。
臭みが出にくく、香ばしく仕上がります。
保存する場合は、水分をキッチンペーパーで拭き取り、ラップで包んで冷蔵庫へ。できれば購入した当日か翌日までに調理しましょう。
冷凍保存する場合は、下処理後に小分けして保存すると、旬のアイナメの美味しさを長く楽しめます。
旬を味わうアイナメ料理5選
レシピ①|素材の旨みを味わう「アイナメのシンプル塩焼き」
旬のアイナメの美味しさを最もストレートに味わえるのが塩焼きです。
下処理した切り身に軽く塩を振り、10分ほど置いてから出てきた水分を拭き取ります。
アイナメの形状でグリルの方が焼きやすいですが、フライパンでも大丈夫。
皮目から焼いてください。皮はパリッと、身はふっくらと仕上げるのがポイント。
難しいことは何もありません。
旬のアイナメならそのままでも十分美味しいですが、レモンやすだちの汁をかけるだけでも良いし、大根おろしと一緒に召し上がるのも美味しいです。
レシピ②|ふっくら仕上がる「アイナメの煮つけ」
アイナメは煮ても身が崩れにくく、上品な味わいを楽しめる魚です。
他の魚の煮つけと同じ調理方法で大丈夫です。
フライパンまたは鍋に、醤油・みりん・酒・砂糖を入れて煮立たせ、アイナメの切り身を並べて、しょうがを入れ、落とし蓋をし、弱めの中火で10分ほど煮ます。
煮汁の割合は特に決まりがないので、いつもの煮つけの味付けでOK。
ただ、旬のアイナメなら、身に旨みが詰まっているので、濃すぎない味付けがGOOD。
煮汁が染み込んだ身はご飯との相性は煮付けの醍醐味。家庭料理の定番としておすすめです。根菜や豆腐を一緒に煮ても、季節感のある一皿になります。
アイナメの煮つけ 美味しく仕上げるポイント
- 下処理をしっかり。手を抜くと臭みが残るので大事。
- 煮汁を煮立たせてから身を入れる。
- お酒を多めに入れると身がふっくら。
- ひっくり返さず、スプーンで煮汁をかけて。煮崩れしないコツです。
レシピ③|外はサクサク「アイナメの唐揚げ」
淡白な白身魚のアイナメは、油で揚げることで、旨味がぎゅっと凝縮されます。
下味に軽く塩こしょうや醤油をもみ込み、片栗粉をまぶして170℃の油でカラッと揚げましょう。難しいことはありません。いつもの唐揚げの方法で大丈夫です。
アイナメの唐揚げは、外はサクサク、中はふんわりとした食感。子どもから大人まで食べやすい一品です。旬の時期のアイナメなら身の水分バランスが良く、揚げてもパサつきにくいので、お美味しさもUP↑。
レモン汁をかけてさっぱりと。甘酢あんをかけたりと。アレンジもしやすく、食卓の献立のバリエーションも広がります。
レシピ④|さっぱり美味しい「アイナメの南蛮漬け」
揚げたアイナメを、薄切りにした玉ねぎや人参、ピーマンなどの野菜とともに甘酸っぱい南蛮だれに漬け込むだけなので、アイナメの南蛮漬けは作り置きにも便利な一品となります。
旬のアイナメは身がしっかりしているため、漬け込んでも食感が損なわれにくく、時間が経つほど味がなじんで美味しくなります。暑くなり始める春から初夏にも食べやすく、常備菜として冷蔵庫に置いておくと、忙しい日の一品としても重宝します。
南蛮だれの作り方
南蛮漬けは、作り方さえ覚えておけば、他の魚や鶏むね肉でも応用できます。
南蛮漬けのレシピは、だし汁、酢、砂糖、醤油を「8:6:2:1」。
砂糖と醤油はお好みで調整してもOK。だし汁は白だしで作っても良し、顆粒だしでも良し。
ただし、タルタルソースを添えたい場合は、だし汁のお水は少なめで。
レシピ⑤|おもてなしにも「アイナメのムニエル」
和食だけでなく、洋風料理にも相性が良いのがアイナメの魅力です。
ムニエルは、塩こしょうしたアイナメの切り身に小麦粉をまぶし、バターで焼き上げるだけ。仕上げにレモンや白ワイン、醤油を少量加えたバターソースをかけると、コクと香りが増し、ワンランク上の家庭料理に。パーティー料理にも最適です。
レモンを醤油に変えて「醤油バターソース」にしてもOK。
美味しく作るコツ|失敗しないためのポイント
アイナメを美味しく仕上げる最大のコツは、「火を入れすぎないこと」と「水分をしっかり拭き取ること」です。
白身魚は加熱しすぎると水分が抜けてパサつきやすいため、焼き・煮・揚げのいずれも短時間を意識しましょう。また、旬のアイナメなら身に自然な旨みがあるため、味付けはシンプルで十分。
下処理を丁寧に行い、素材の良さを活かすことで、家庭料理でも専門店のような味わいに近づけます。新鮮なうちに調理することも、美味しさを保つ重要なポイントです。
- 下処理をしっかり
- 新鮮なうちに調理
まとめ|旬のアイナメを家庭で手軽に楽しもう
旬の時期のアイナメは、身に旨味があり、身質も最高なので、シンプルな調理方法でも十分楽しめます。塩焼きや煮付けといった定番から、唐揚げ、南蛮漬け、ムニエルまで、家庭でも簡単に幅広い料理を楽しめるのがアイナメの魅力。定番を抑えておけば、それを応用して、いろいろなバリエーションも広がります。他の白身魚や食材にも展開できそうです。
下処理と火加減さえ押さえれば、誰でも失敗なく美味しく仕上げられます。ぜひ本記事のレシピを参考に、旬ならではの旨みを味わってみてください。
